ある人形との出会い…
何かお稽古事を始めようと、カルチャースクールをのぞくと、そこには、おじいさんと、おばあさんの粘土で出来た人形。
おじいさんは、パイプを手に持ち穏やかなまなざし、おばあさんは、椅子に腰掛け刺繍をしている姿でした。何となく優しく、私の心を和ませてくれる人形との出会いでした。
私も、やさしい心を持った人形が作りたいと、教室の門をたたきました。
これが丸美鈴(まるみすず)先生との出会いでした。最初は粘土人形から基礎を習い、最近では創作ビスクドールに魅力を感じ創作活動を続けています。

ビスクドールは、人形でありながら透明感のある肌を持ち、血の通う人間のような表情で何かを訴えてきます。
遠くを見つめる瞳は、優しげで、話しかけたくなるような人形を作りたいと、常に思っています。
ドレスの子、着物の子、赤ん坊、そして猫と制作活動は続きます。